「こ、これだ…。


もういいだろ…?」



す「ん〜。」


ペラペラと書類を確認する。



す「うん!ありがとうございます!

妙な行動はお勧めしません、では!」



はー!!



時間かかった〜〜!



定食食べたいけど多分もうないし…。


学校いる意味ないよね?



す「センセー、帰りますね私。」



「ん!あ、あァ。」


ピクッと反応する田中先生。


情けないなぁ、抵抗すればよかったのに。




そんな事を考えてながら


鞄を手に取ると校門をでて屯所に向かう。




私には、お母さんがいない。


とっくの昔に死んでしまった。


だから実家といってもお父さんとその新しい奥さんとその子供がいる家しかないから


ほとんど帰らない。



新しい奥さんには散々な目に遭わされるし…。


それに


お母さんを死なせたのはお父さんだから、絶対に許さない。


私の家は精鋭の仲間がいる屯所だ。