背もたれに寄りかかりながら、イヤホンを付けて音楽をかける。
賑やかで騒がしくガタンガタンと音のする電車の中で音楽を聞くのは当たり前。
音楽なしに電車で四駅なんて耐えきれたもんじゃない。
人の話し声や、笑い声。
電車の揺れる音や、放送。
止まる時に鳴るあの耳障りな音、そして、人が出入りする音。
音がめちゃくちゃになってわけが分かんないじゃん?
音楽聞いて、本読んで。
私の暇つぶしだね。
でも。今日は本は読まない。
さっきの津香沙ちゃんの言葉が少し気になって
この電車に乗ってないかな...?
と密かに七瀬君を探す。
まぁ、この車両じゃないかも知れないけど。
ま、都合よくいる訳ないね。
と思い目を瞑る。
ーーー駅...ーーー駅...止まります...
プシュー
目を開けると、まだ一つ目の駅
この車両には10人くらい乗ってきた。
また混むな...
最後に乗ってきたお婆ちゃんに目を向けると、杖を使って歩いてる。
もちろん。混んでるんだし席もない。
優先席にもお年寄りや妊婦さんがいて座れない様子。
私は席を立った
「おばぁさん、どうぞ?」
「まあ、ありがとうね」
「いえ。」
賑やかで騒がしくガタンガタンと音のする電車の中で音楽を聞くのは当たり前。
音楽なしに電車で四駅なんて耐えきれたもんじゃない。
人の話し声や、笑い声。
電車の揺れる音や、放送。
止まる時に鳴るあの耳障りな音、そして、人が出入りする音。
音がめちゃくちゃになってわけが分かんないじゃん?
音楽聞いて、本読んで。
私の暇つぶしだね。
でも。今日は本は読まない。
さっきの津香沙ちゃんの言葉が少し気になって
この電車に乗ってないかな...?
と密かに七瀬君を探す。
まぁ、この車両じゃないかも知れないけど。
ま、都合よくいる訳ないね。
と思い目を瞑る。
ーーー駅...ーーー駅...止まります...
プシュー
目を開けると、まだ一つ目の駅
この車両には10人くらい乗ってきた。
また混むな...
最後に乗ってきたお婆ちゃんに目を向けると、杖を使って歩いてる。
もちろん。混んでるんだし席もない。
優先席にもお年寄りや妊婦さんがいて座れない様子。
私は席を立った
「おばぁさん、どうぞ?」
「まあ、ありがとうね」
「いえ。」