護衛王子と秘密の恋愛

「で、ここ。体育館
そこに、見えんのグラウンド」

「あと、どこ行ってない?」

無愛想だけど丁寧に教えてくれる七瀬くんと、船長みたいに、岩のうえに片足だけのっけて、敬礼しながら周りをキョロキョロ見てる安藤くん

「...あと、屋上くらいか。」

「裏庭...とかないんですか?」

「あー、今立ってるここも裏庭の範囲に一応入る。」

「そーなんですか」

裏庭から体育館を紹介してくれたのか

「屋上行くの?」

と、わたしの肩に腕を乗せる安藤くん

「時間...ねぇかも」

「ま、走れば大丈夫でしょ?
ね!千尋ちゃん!それとも次サボっちゃう??」

「え、あ、はぁ...」

「おめぇ、バカか。
転校初日授業ズル休みとか頭いかれてる」

「ならさ、走ろーかー♪」

私の手を引き走り出す安藤くん

ため息をついて走らずあるく七瀬くん