俺は今、非常に困っている。

「健太せんぱーーーい!おはようございます!今日もお疲れさまでした。これ食べてください。」

今日も来た。いつからか朝練に顔を出すようになった彼女、二条零。1歳年下の高2。
なぜだか毎日俺の応援をしてはお弁当を渡して満足そうに教室に向かっていく。

正直に言おう。


……嬉しいよ。