「真美~クラス見たか!? 」



後ろから肩を叩くと私の事を覗き見る奴
私が唯一話せる男子
鈴木智也
なんでこいつだけはいいかというと



まぁ、色々あったんですよ。
智也はびっくりするほどのヤンキー



て言っても
タバコ吸ったり、お酒飲んだり
暴走族の番長だったりはしないよ。



ただ見た目がまずやばい
ちょっと茶髪かかった髪に
着崩した制服、潰れたカバン
どう見てもヤンキーにしか見えない



それもここまで原付だってさ。
バイクはさすがにここまで持ってこないらしい



「おい、真美見たのかって!!」



「はぁ、見てないよ今来たばっかりだもん」