だから驚いたんだ。
真美ちゃんがあの日泣いてばっかりいた子が同じ学校でそれも俺の大事なノートを拾い届けてくれた事が。


ずっと気になっていたし罪悪感もあったから。


真美ちゃんは優しくて繊細ででも明るい女の子でいつの間にか俺は惹かれていた。
でも、俺の彼女が起こした事件の被害者を好きになるのはダメだって思ってたのに気持ちが抑えきれなくて告白をした。



その後智也から真美ちゃんはあの事故の事を覚えていないから話さないでと言われた。



だからずっと話さないつもりだったけど。
このまま隠し続けるのも真美ちゃんとしても亡くなった隼人からしても辛いだろうと思って話した。