甘いクッキーの恋




「嫌だ、達也くんは私のだもん。誰にも譲らない!」



「はぁ??黙らせて」


私はつい言葉が出てきてしまった。
でも、本当の事。
私といる権利がないとしても私は達也くんといたいよ。


幼なじみさんの言葉で私の首に冷たい感覚が走った。
首を見てみたら男の人が私にナイフを向けていた。



「達也は私と付き合うよね??」



「無理だ、お前みたいなわがままな奴とは付き合えない」



「どうして、わがままじゃない。」



「真美ちゃんまで巻き込みやがって。許さねぇ。」



達也くんの手がプルプルと震え始めた。
それを見た周りの人は怖いのか後ずさりする