甘いクッキーの恋





その " 達也くん" が廊下に出てきた



「あのぉ、」



「ん??何??」



その人は冷たい口調で話した
それにちょっと睨まれてるような…
凄く怖いんだけど



「あのぉ、これってあなたのですか??」



体育館で拾ったノートを出した瞬間
目を2倍くらい開いて
私の顔を見た。



「これ、どこで??」



「体育館のトイレの前で…」



「…ありがとう探してたんだ!!」



そう言ってニコッと笑う
その笑顔は凄く懐かしい感じがした。