君のいる病院。

「大丈夫か?自転車出すから、すぐ病院戻ろう」













慌てて榎本くんは自転車を私の前まで持ってきた。









自分がまたがると、手を差し出してくる。











「ひとりで乗れるか?」













「ね、熱なん……て……」













そんなこと、あるはずが無い。












あんなに、元気だったのに……












せっかく、出かけることが出来たのに……
















熱?












そんなものに、邪魔されてしまうの?