君のいる病院。

「ぐ、ぐらぐらする……!」










少しでもバランスを崩してしまうと倒れそうで、



手をどこに置けばいいのか迷っていた。








「しっかり掴まって。ほら」








自分の脇腹のあたりを指さすのを見て、






顔がボッと赤くなった。












「い、良いの……?」













「バランス崩さないためには一番だって」











躊躇したが、早く掴まらないとダメだと思い、






榎本くんのお腹に手を回してぐっと力を込めた。