「ひでー!俺泣いちゃうよ?」



子犬みたいに瞳をウルウルさせている。



「ごめんね?りょう君」



笑顔で謝る。



「なぁ、俺の前で変なやりとりするのやめてくれる?」



ずっと黙ってた近藤君が口を開いた。



「あー!近藤君ごめんね!」




とっさに謝る。



あぁ、さっきから誤ってばっかりだな。




「ねぇねぇ、近藤く「海騎ー!」」



女の子が走ってくる。