「麻緖!ちゃんと着いてきてる?!」
「来てる...」
中学生でいられるのもあと少しとなった3月。
私、
高槻麻緖(たかつきまお)
は友達の詩奈と春から通う高校の物品販売に来ていた。
教科書やら制服やら色んなものを揃えるのに、
200人近くの中学生が体育館の中に押し込まれている。
おかげで体育館内は人の熱気にあふれていた。
もともと人混みが苦手な私は、重い荷物と人の多さにもうフラフラ。
「も~麻緖はそこで待ってて!残りは私が買ってきてあげるから。」
そんな私を見かねた詩奈は、荷物を残してさっさと列に並びに行ってしまった。
