魔導師伝説

建物内はとてもきれいで、ちょっと明るいイメージだったが、



部屋が以上にあった。


……こんなに部屋があってどうするんだ？？


と竜騎は思った。


窓からは光がさしこんでいる。

たしか俺がここに飛ばされたときは
夜８時ころだったはずだ。

竜騎がそう考えていると、

この学校の生徒らしき人々が竜騎と男が歩いている
廊下にちらほら現れ始めた。


廊下を１５分ころ歩いたとき、

ある部屋にあんないされた。

ドアは木でできていた。

職員室　とも　〇〇組　とも書いていなかった。


男がノックをして扉をあけた。


その部屋は職員室のようだった。

男と竜騎が現れると職員室は
静まりかえり、

一人の老人がこっちに向かってきた。


それにしても広い職員室だ。

２５メートルプール２つ分はあるな

と竜騎が考えていたら、

職員室の一番後ろのほうにいた老人がもう
竜騎と男の目の前にいた。



男は「お上手な瞬間移動呪文です」

と老人に言った。




え……　　瞬間移動呪文……？


竜騎はすこし立ちくらみがした。



もしかして……

ここって魔界だったりするのか！？