魔導師伝説

「ここで食べようっ」

光輝は、光輝のお気に入りだという、
皆がいない、ちょっと薄暗いところを指差した。


「こんなとこで毎日食べてたのかよ…」

竜騎は、薄暗いそこを見て、ため息をついた。


「もっと明るいところで食べねえか…?」


竜騎は、この学校に来て数時間だが、
ちょっとずつ変わっていた。



「でも…… 寂しいんだもん。みんな楽しく食べてるのに…」


「俺が…… 変えてやろうか…… お前の生活を……」


竜騎はちょっと照れながらそう言うと、


光輝の手を引っ張って、明るいところにつれていった。