「え、どうなったんですか?」




私がそういうと美玲さんはため息をついた。




「お兄ちゃんにバレたのよ。それだけならまだよかったんだけど…ううん、やっぱなんでもない。」




そういって美玲さんは立ち上がる。
  



「もう私帰らなきゃ。じゃあね、好きな人と仲良くね。」




そういって美玲さんは私の分の料金まで払ってくれて、店の外に出た。




それをみてから私は結城さんに渡された録音をオフにした。