「そうだな。ま、最近は出会いすらないからいいとは思うんだけどな。」 そう言って結城さんは車を止めた。 「…高校生は恋愛対象に入りませんか?」 気付いたら私はそんなことを聞いていた。 …って、なに聞いてるんだ私は。 「いやあの、さっきの子たちみたいに高校生なら私を通じて知り合いにもなれるし…その…」 あはは、と笑うと結城さんは少し考えてから口を開いた。