「あれはやりすぎたな。彼にごめん、と謝っておいてくれ。」
そう言ってから、
青春だなぁ、という結城さん。
「あと、あの…なんでキスできるとか言ったんですか?もしも、三田くんが本当にやれっていったらどうするんですか?」
俯きながらそう聞くと結城さんはチラリと私の方を見た。
「さぁ?それはわかんねぇな。おまえは嫌なんだろ?」
「嫌というか……まだしたことないので。」
私がそういうと結城さんはふーん、といった。
「初めてじゃなかったら嫌じゃないんだ?」
「んなっ!そういうことじゃなくて…!
…結城さんはどうなんですか。もし、私もしていいよ、って言ったらできるんですか?」

