名探偵と女子高生





「は、なに言って…できるわけねぇだろ!」



「できるよ、俺は。てか、それだけで顔真っ赤にするなんてまだまだ子供だな。」



結城さんがそういうと三田くんは黙り込んだ。


そして、



「…してみろよ。」



一言そう言った。




「いいのか?しても。」



ニヤリと結城さんがそういうと三田くんは舌打ちした。



「ウルセェおっさん。…七瀬、じゃあな。」



そう言って三田くんは走ってバスに乗り込んだのだった。