「本当だよ。俺はキミたちになんで嘘つく必要がある?」
結城さんが慎重に冷めた声でそういうと三田くんは結城さんを睨んだ。
「でもさっき、七瀬は否定してただろ。」
…なに、このよくわからない雰囲気。
三田くんは何か怒ってるような必死なような感じで、
結城さんはめんどくさそうな、どうでも良さそうな表情。
「ゆ、結城さん…?」
なんでそんな嘘をつくんだろう。
そう思い呼ぶと結城さんは私の腕を引っ張った。
ーーポスッ
そしてわたしを軽く抱きしめた。
!?!?
なに?なにが起こってるの?
結城さんの香りがフワリと鼻をかすめる。
「…なんなら、キスでもしてあげようか?」
真上の結城さんを見ると口角が緩んでた。
…楽しんでるようにもみえる。

