「ちょっ、結城さん?何言って…」 すると女子たちはニヤニヤとして私の肩を叩いて、 「瑞樹もなかなかやるじゃん。」 そう言って歩いて行った。 「…付き合ってるってマジ?」 すると、男子のトランペット奏者、三田 翔が低い声でそう言った。 その瞬間、結城さんの表情が珍しく歪んだ。 まるで、面倒なことをしてしまった、とでも言いたげな顔だ。