コンビニの裏にあるマンションのすぐ近く。 昔から記憶力はいいほうだった。 「えっと、ここら辺に…っと、あそこです。」 私がそういうと結城さんは私にお礼を言った後、 「じゃあキミはそこらへんで隠れて待っていてくれ。バレないようにね。」 そう言って私が隠れたのを見守ってからインターホンを押した。 「はい。」 しばらくしてから美優さんの彼氏さん、加藤さんが出てきた。 「あ、突然すみません。加藤さんのお宅でよろしいでしょうか?」 結城さんがそう言うと加藤さんは頷いた。