忘れな草の約束




「なあ、雅貴。
もう話してもいいか?
もう...お前の言葉
伝えてもいいよな?」


そう小さく呟いた後、


「世奈が聞きたいなら俺は話すよ。
けど守りたい幸せがあるなら
何もなかった事にして帰りな。」



その真っ直ぐな視線から目を
逸らすことはできなくて。




「聞きたい。それが世奈の
今の幸せを壊すことでも。」