「いや...ちょっと散歩。」 そう笑った和希くんの嘘は 手元に隠した肥料の袋によって いとも簡単にバレてしまった。 「世奈、肥料持って散歩する人 初めて見たーあ!!!笑」 そう言うと和希くんは一瞬 困ったような顔をした後 すぐに笑顔に戻って世奈に聞いた。 「世奈は今、幸せか?」