「で?」
「へ?」
「江奈は2回目は遠足だったの?デートだったの?」
「え……」
「どーなの?」
「えっと、それは……」
「それは?」
なんか恥ずかしくて本当は言いたくないけど、すごみを効かせた雪ちゃんがジリジリと迫って来るので私は観念して言葉を続けた。
「今が、2回目です……」
「……え?」
「だから、今日が2回目だって言ったの!」
「……そーなの?」
「うん」
雪ちゃんが、「意外」と「ビックリ」の表情を織り交ぜながら聞き返して来た。
その反応は正しいと思う。ウソなんて付いてない。
私は、人生でこれが2回目の動物園。
子供の頃に家族で来た記憶はある。でも、遠足で来た覚えも、ましてやデートで来た覚えもない。
「小さい頃の遠足は水族館とか科学館とかだったし、友達と来た覚えもないし、ましてやデートでなんて来た事がないし……」
そう告げると、雪ちゃんが「へ~……」とだけ言って黙ってしまった。
(だから言いたくなかったのに……!)
絶対に「寂しいヤツ」って思われたと思う。だって、自分で言ってて「なんて寂しいヤツなんだ」と思ったもん。
実際、雪ちゃんの表情はニヤニヤを押し殺している様な、そんな感じだし。
「あの、可笑しいなら素直に笑ってどうぞ?」
そんななんにも言わないでニヤニヤしながら笑いを堪えられるよりも、大爆笑してもらった方がありがたいんだけど。
「へっ?ああ、違う違う!コレはそんな笑いじゃなくて……」
「違うの?私が寂しいヤツって可笑しかったんじゃないの?」
「違うわよ!その……江奈の『初・動物園デート』の相手がアタシだって分かったら嬉しくなっちゃって……」
「えっ……。あ、そ、そう言われれば、そうだね……」
言われて再認識したら、なんだかこっちも恥ずかしくなって来た。
「い、行きましょうか」
「そ、そうだね……」
私達はなんとも言えない感情で、眠そうに大きな欠伸をしていたライオンに別れを告げ、場所を移動した。
「へ?」
「江奈は2回目は遠足だったの?デートだったの?」
「え……」
「どーなの?」
「えっと、それは……」
「それは?」
なんか恥ずかしくて本当は言いたくないけど、すごみを効かせた雪ちゃんがジリジリと迫って来るので私は観念して言葉を続けた。
「今が、2回目です……」
「……え?」
「だから、今日が2回目だって言ったの!」
「……そーなの?」
「うん」
雪ちゃんが、「意外」と「ビックリ」の表情を織り交ぜながら聞き返して来た。
その反応は正しいと思う。ウソなんて付いてない。
私は、人生でこれが2回目の動物園。
子供の頃に家族で来た記憶はある。でも、遠足で来た覚えも、ましてやデートで来た覚えもない。
「小さい頃の遠足は水族館とか科学館とかだったし、友達と来た覚えもないし、ましてやデートでなんて来た事がないし……」
そう告げると、雪ちゃんが「へ~……」とだけ言って黙ってしまった。
(だから言いたくなかったのに……!)
絶対に「寂しいヤツ」って思われたと思う。だって、自分で言ってて「なんて寂しいヤツなんだ」と思ったもん。
実際、雪ちゃんの表情はニヤニヤを押し殺している様な、そんな感じだし。
「あの、可笑しいなら素直に笑ってどうぞ?」
そんななんにも言わないでニヤニヤしながら笑いを堪えられるよりも、大爆笑してもらった方がありがたいんだけど。
「へっ?ああ、違う違う!コレはそんな笑いじゃなくて……」
「違うの?私が寂しいヤツって可笑しかったんじゃないの?」
「違うわよ!その……江奈の『初・動物園デート』の相手がアタシだって分かったら嬉しくなっちゃって……」
「えっ……。あ、そ、そう言われれば、そうだね……」
言われて再認識したら、なんだかこっちも恥ずかしくなって来た。
「い、行きましょうか」
「そ、そうだね……」
私達はなんとも言えない感情で、眠そうに大きな欠伸をしていたライオンに別れを告げ、場所を移動した。


