……わぁ。
すごいご縁を引き当ててしまったようだな。
いや。
金曜日に逢うと決めたのは彼女だ。
……2度の邂逅は偶然だったけど、3度めは、彼女の力技だよな。
うーん……。
かなわないかもしれない。
苦手なはずの暴力団関係者なのに、僕はそれでも楽しみに感じてしまっていた。
金曜日までの3日間は、純喫茶マチネで過ごした。
ちょうどいいので、開店前にマスターに尋ねてみた。
「マスターは、ココだけじゃなくマンションやビルもたくさんお持ちですから、指定暴力団のかたともおつきあいがあるんですよね?怖くないですか?」
突然そんなことを聞いた僕に、マスターはきょとんとした。
「急に何の話だい?……あ!極道さんか、関係者に、懸想された?」
……僕の場合、女性だけでなく男性にもモテてしまうことを、マスターはよくご存じだ。
「違いますよ。」
そう言ってから、気づいた。
まだ、恋じゃない。
でも僕の心臓はあの天人に鼓動を早めたし、また逢えると考えるだけでわくわくするのを押さえられない。
……恋じゃない。
でも……。
マスターは僕の顔をじっと見て、それから苦笑した。
「……懸想してるのが光くんのほうなら……事情を聞かないと何とも言えないな。」
う……。
オトナな対応に、僕は観念して話してみた。
マスターは、コーヒー豆を選別する手を止めて、聞いてくれた。
「……うーん。聞いてもやっぱりわかんないね。まだ情報不足。……てか、中学生?小学生?そこ、大事。……いや、どっちにしても淫行……。」
一通り聞いたマスターの返事は、僕の求めていた回答とは方向性が違った。
「僕もまだ未成年なので淫行条例で罰せられることはありませんよ。……それに、そーゆーんじゃ、」
「そーゆーことだよ。」
珍しくマスターは、僕の言葉を遮ってキッパリ言い切った。
……びっくりした。
えーとぉ……つまり、それは……
あ、そうか。
マスター、大学院出てから、ずっとこの店を切り盛りしてるんだもんな。
ココには中学生も高校生もいっぱい来る。
……経験者……ってわけか……。
「……訴えられたこと……あるんですね……」
すごいご縁を引き当ててしまったようだな。
いや。
金曜日に逢うと決めたのは彼女だ。
……2度の邂逅は偶然だったけど、3度めは、彼女の力技だよな。
うーん……。
かなわないかもしれない。
苦手なはずの暴力団関係者なのに、僕はそれでも楽しみに感じてしまっていた。
金曜日までの3日間は、純喫茶マチネで過ごした。
ちょうどいいので、開店前にマスターに尋ねてみた。
「マスターは、ココだけじゃなくマンションやビルもたくさんお持ちですから、指定暴力団のかたともおつきあいがあるんですよね?怖くないですか?」
突然そんなことを聞いた僕に、マスターはきょとんとした。
「急に何の話だい?……あ!極道さんか、関係者に、懸想された?」
……僕の場合、女性だけでなく男性にもモテてしまうことを、マスターはよくご存じだ。
「違いますよ。」
そう言ってから、気づいた。
まだ、恋じゃない。
でも僕の心臓はあの天人に鼓動を早めたし、また逢えると考えるだけでわくわくするのを押さえられない。
……恋じゃない。
でも……。
マスターは僕の顔をじっと見て、それから苦笑した。
「……懸想してるのが光くんのほうなら……事情を聞かないと何とも言えないな。」
う……。
オトナな対応に、僕は観念して話してみた。
マスターは、コーヒー豆を選別する手を止めて、聞いてくれた。
「……うーん。聞いてもやっぱりわかんないね。まだ情報不足。……てか、中学生?小学生?そこ、大事。……いや、どっちにしても淫行……。」
一通り聞いたマスターの返事は、僕の求めていた回答とは方向性が違った。
「僕もまだ未成年なので淫行条例で罰せられることはありませんよ。……それに、そーゆーんじゃ、」
「そーゆーことだよ。」
珍しくマスターは、僕の言葉を遮ってキッパリ言い切った。
……びっくりした。
えーとぉ……つまり、それは……
あ、そうか。
マスター、大学院出てから、ずっとこの店を切り盛りしてるんだもんな。
ココには中学生も高校生もいっぱい来る。
……経験者……ってわけか……。
「……訴えられたこと……あるんですね……」



