「……おいくつなの?」
そう尋ねると、藤巻くんは口を尖らせ気味に言った。
「今、50歳。誕生日が来たら51歳。」
「え!若い!私のパパのほうが2歳年上!?」
なるほど。
白髪を染めてらっしゃらないから、年配に見えるのか。
てか、パパがいつまでも若々しいのかな?
……てゆーか、チャラいというか……軽いというか……まあ、喫茶店のマスターって感じ。
苦労して会社を経営してる成之さんと同い年にはとても見えない。
でもあの御院さんは、その成之さんより落ち着いてらっしゃるわ。
さすが聖職者?
「俺のおばあちゃんより1歳年上~。」
薫くんが暢気にそう言った。
「そうね。でも薫くんとこは特別若いから、比較にならへんよ。今時なら、それぐらいのお父さんでも珍しくないんじゃない?……藤巻くんのお父さんも、髪、染めはったら少し若くならはるやろうけど……」
「必要ないわよ。年相応でいいの。イタい若作りなんか、御院さんには不要。今だってファンが多いのに。てか、あんたら、うるさい。もっと静かに!」
ドアが開いて、顔を出すなりそう怒ったのは、玲子さん。
黒いピッタリシたスーツをビシッと着こなして、まるで別人のような雰囲気だ。
「玲子!わらびご飯炊いてっ!」
薫くんがそう言って、玲子さんにわらびの入った袋を突き出した。
玲子さんは慌てて私達の腕を順に引っ張り、部屋に入れて、ドアを閉めた。
「しーっ!ここで大きな声出しちゃダメって言ってるでしょ!山荘と違って、職員もお客様もいらっしゃるんだから!」
「ごめん。玲子さん。」
藤巻くんがしゅんとして謝った。
「あら。清昇くんは騒いでないでしょ。薫くん!ここは遊び場所じゃないって、何回言ったらわかってくれるの!もう!」
玲子さんに怒られても薫くんはケロッとしていた。
強いわ……薫くん。
「まあ~、さっちゃんまで来たの。物好きねえ。……てか、これ、今日すぐには食べられないわよ。まず、灰汁(あく)抜きしなきゃ。」
「えっ!」
藤巻くんが声を挙げた。
「……いつ食えるん?明日?明後日?」
薫くんもあきらめきれないらしく、玲子さんに迫った。
「そうね。明日って言いたいけど、私、17時までココで仕事なのよね……あんまり遅いと、君ら、まずいよね……。うーん……。」
玲子さんは本気で困っていた。
お料理が得意じゃない玲子さんは、もしかしたら、自信がないのかもしれない。
「あ……じゃあ、明日の夕飯に、うちで炊いて、食べたら?」
私の助け船に、玲子さんは飛びついた。
「そうね!そうしよう!さっちゃん家までの送迎は私が車、出すね。」
藤巻くんと薫くんは、顔を見合わせて、うれしそうにうなずいた。
そう尋ねると、藤巻くんは口を尖らせ気味に言った。
「今、50歳。誕生日が来たら51歳。」
「え!若い!私のパパのほうが2歳年上!?」
なるほど。
白髪を染めてらっしゃらないから、年配に見えるのか。
てか、パパがいつまでも若々しいのかな?
……てゆーか、チャラいというか……軽いというか……まあ、喫茶店のマスターって感じ。
苦労して会社を経営してる成之さんと同い年にはとても見えない。
でもあの御院さんは、その成之さんより落ち着いてらっしゃるわ。
さすが聖職者?
「俺のおばあちゃんより1歳年上~。」
薫くんが暢気にそう言った。
「そうね。でも薫くんとこは特別若いから、比較にならへんよ。今時なら、それぐらいのお父さんでも珍しくないんじゃない?……藤巻くんのお父さんも、髪、染めはったら少し若くならはるやろうけど……」
「必要ないわよ。年相応でいいの。イタい若作りなんか、御院さんには不要。今だってファンが多いのに。てか、あんたら、うるさい。もっと静かに!」
ドアが開いて、顔を出すなりそう怒ったのは、玲子さん。
黒いピッタリシたスーツをビシッと着こなして、まるで別人のような雰囲気だ。
「玲子!わらびご飯炊いてっ!」
薫くんがそう言って、玲子さんにわらびの入った袋を突き出した。
玲子さんは慌てて私達の腕を順に引っ張り、部屋に入れて、ドアを閉めた。
「しーっ!ここで大きな声出しちゃダメって言ってるでしょ!山荘と違って、職員もお客様もいらっしゃるんだから!」
「ごめん。玲子さん。」
藤巻くんがしゅんとして謝った。
「あら。清昇くんは騒いでないでしょ。薫くん!ここは遊び場所じゃないって、何回言ったらわかってくれるの!もう!」
玲子さんに怒られても薫くんはケロッとしていた。
強いわ……薫くん。
「まあ~、さっちゃんまで来たの。物好きねえ。……てか、これ、今日すぐには食べられないわよ。まず、灰汁(あく)抜きしなきゃ。」
「えっ!」
藤巻くんが声を挙げた。
「……いつ食えるん?明日?明後日?」
薫くんもあきらめきれないらしく、玲子さんに迫った。
「そうね。明日って言いたいけど、私、17時までココで仕事なのよね……あんまり遅いと、君ら、まずいよね……。うーん……。」
玲子さんは本気で困っていた。
お料理が得意じゃない玲子さんは、もしかしたら、自信がないのかもしれない。
「あ……じゃあ、明日の夕飯に、うちで炊いて、食べたら?」
私の助け船に、玲子さんは飛びついた。
「そうね!そうしよう!さっちゃん家までの送迎は私が車、出すね。」
藤巻くんと薫くんは、顔を見合わせて、うれしそうにうなずいた。



