運転席から義人さんが降りてきて、私たちに手を振った。
希和子さんも、窓を下ろして笑顔で手招きしてる……。
「来いって?迎えに来てくれたんけ?」
薫くんは一旦開いた日傘を閉じた。
「……でもお2人はお寺に行くって……。」
「じゃあ、顔見せやな。挨拶するわ。ほんまの舅やしな。よし!」
気合いを入れて、薫くんは日傘をステッキのように腕にかけると、もう片方の手を私に差し出した。
「おはようございます~。これからお寺に行かはるんですか?」
とりあえず、斬込隊長は私……と、思ったんだけど、すぐに薫くんは前にズイッと出た。
そして、薫くんは胸を張った。
……精一杯の虚勢がかわいくて……薫くん以外の3人ともが微笑ましく見ていた。
「お久しぶりです。小門薫です。ご報告が遅れましたが、桜子と結婚しました!よろしくお願いします!」
義人さんは目を細めてうなずいた。
「ご丁寧に、どうもありがとう。でも、しゃちほこばらないでいいよ。久しぶりだねえ、薫くん。高校時代の活躍は新聞やテレビで観てたよ。……ますます、お父さんに似てきたなあ。」
「似てますか?……むしろ母親似とよく言われます。な?」
薫くんが私に同意を求めた。
けど私は、首を傾げて言った。
「容姿は基本はお義父さん。でも、あおいさんにも似てる。中身は基本はあおいさん。でもお義父さんにも似てる。」
「……どっちにしても、眉目秀麗、頭脳明晰、だな。頼もしいわ。」
義人さんにそうほめられて、薫くんはご機嫌さんになった。
「とりあえず、乗り。天神川まで送るわ。そこから嵐電乗って行き。」
「わ!ありがとうございます。」
ご自宅からお寺に行くのに、会社に用事がなければ、完全に遠回りでしかない。
やっぱり、わざわざ会いに来てくれたんだろうな。
会社の前で立ち話もナンなので、私たちは銀のベンツの後部座席にお邪魔した。
「希和から聞いた。お茶、習うだけじゃなくて、寺の手伝いもしてくれるんやて?……ありがとう。な。」
運転しながら、義人さんが私たちにお礼を言った。
希和子さんも、窓を下ろして笑顔で手招きしてる……。
「来いって?迎えに来てくれたんけ?」
薫くんは一旦開いた日傘を閉じた。
「……でもお2人はお寺に行くって……。」
「じゃあ、顔見せやな。挨拶するわ。ほんまの舅やしな。よし!」
気合いを入れて、薫くんは日傘をステッキのように腕にかけると、もう片方の手を私に差し出した。
「おはようございます~。これからお寺に行かはるんですか?」
とりあえず、斬込隊長は私……と、思ったんだけど、すぐに薫くんは前にズイッと出た。
そして、薫くんは胸を張った。
……精一杯の虚勢がかわいくて……薫くん以外の3人ともが微笑ましく見ていた。
「お久しぶりです。小門薫です。ご報告が遅れましたが、桜子と結婚しました!よろしくお願いします!」
義人さんは目を細めてうなずいた。
「ご丁寧に、どうもありがとう。でも、しゃちほこばらないでいいよ。久しぶりだねえ、薫くん。高校時代の活躍は新聞やテレビで観てたよ。……ますます、お父さんに似てきたなあ。」
「似てますか?……むしろ母親似とよく言われます。な?」
薫くんが私に同意を求めた。
けど私は、首を傾げて言った。
「容姿は基本はお義父さん。でも、あおいさんにも似てる。中身は基本はあおいさん。でもお義父さんにも似てる。」
「……どっちにしても、眉目秀麗、頭脳明晰、だな。頼もしいわ。」
義人さんにそうほめられて、薫くんはご機嫌さんになった。
「とりあえず、乗り。天神川まで送るわ。そこから嵐電乗って行き。」
「わ!ありがとうございます。」
ご自宅からお寺に行くのに、会社に用事がなければ、完全に遠回りでしかない。
やっぱり、わざわざ会いに来てくれたんだろうな。
会社の前で立ち話もナンなので、私たちは銀のベンツの後部座席にお邪魔した。
「希和から聞いた。お茶、習うだけじゃなくて、寺の手伝いもしてくれるんやて?……ありがとう。な。」
運転しながら、義人さんが私たちにお礼を言った。



