「その間のことは、俺もよく知らない。けど、ママはいい加減なことはしてない。たぶんさっちゃんは誤解してるだろうけど、要人さんと不倫とかじゃないから。」
パパはそこで一旦切って、それから息を吐くように一気に言った。
「さっちゃんの遺伝子上の父親は義人くんで、ちゃんと愛し愛されて授かった命だから。」
え……?
義人さんって……?
竹原さん?
息子さんのほうってこと?
だって……え?
本当に?
そっち!?
「竹原さん?」
思わず、パパではなくママにそう尋ねた。
ママは観念したように、うなずいた。
「……つきあってたの?竹原さんと?」
けっこう年齢差があるような気がするんだけど……。
えーと?
ママが私を産んだのは31歳。
竹原さんは社長と同い年だから……えーとえーと……18歳?
13年差!?
しかも竹原さんはまだ高校生!?
それは……。
私は思わず息をついた。
「……5つ下でも奇異な目で見られるのに……ママ、大変だったんでしょうね。」
ママは苦笑した。
「まさか、さっちゃんに同情してもらえるとは思わなかったわ。……どんなに責められても軽蔑されても仕方ないと覚悟してたのに。」
「誰もそんなことするわけないだろ。」
パパがそう言って、ママの肩をそっと抱き寄せた。
「……そうね。みんな優しかったわ。ママね、さっちゃんを身ごもったってわかった時、神様からかけがえのない宝物をプレゼントしてもらったって思ったの。うれしくて、うれしくて……でもどうしても義人くんには言いたくなくて……逃げ出したの。」
「どうして竹原さんと結婚して育てようとは思わなかったの?相手が高校生だから?要人社長に反対されたの?」
私は意識して、語尾をやわらげて質問を重ねた。
詰問するつもりは毛頭ないけれど、少しもママを傷つけたくなかった。
「反対されたことは一度もないわ。要人さんには一番最初に報告したけれど、私のわがままを聞いて、可能な限りサポートしてくださったわ。……あしながおじさんみたいに。」
「さっちゃんが生まれたその日に株券と通帳を持って来たよ。毎年、けっこうな額の配当と非課税ぎりぎりの現金振込も続いてる。……たいしたもんだよ。」
パパは苦笑していた。
パパはそこで一旦切って、それから息を吐くように一気に言った。
「さっちゃんの遺伝子上の父親は義人くんで、ちゃんと愛し愛されて授かった命だから。」
え……?
義人さんって……?
竹原さん?
息子さんのほうってこと?
だって……え?
本当に?
そっち!?
「竹原さん?」
思わず、パパではなくママにそう尋ねた。
ママは観念したように、うなずいた。
「……つきあってたの?竹原さんと?」
けっこう年齢差があるような気がするんだけど……。
えーと?
ママが私を産んだのは31歳。
竹原さんは社長と同い年だから……えーとえーと……18歳?
13年差!?
しかも竹原さんはまだ高校生!?
それは……。
私は思わず息をついた。
「……5つ下でも奇異な目で見られるのに……ママ、大変だったんでしょうね。」
ママは苦笑した。
「まさか、さっちゃんに同情してもらえるとは思わなかったわ。……どんなに責められても軽蔑されても仕方ないと覚悟してたのに。」
「誰もそんなことするわけないだろ。」
パパがそう言って、ママの肩をそっと抱き寄せた。
「……そうね。みんな優しかったわ。ママね、さっちゃんを身ごもったってわかった時、神様からかけがえのない宝物をプレゼントしてもらったって思ったの。うれしくて、うれしくて……でもどうしても義人くんには言いたくなくて……逃げ出したの。」
「どうして竹原さんと結婚して育てようとは思わなかったの?相手が高校生だから?要人社長に反対されたの?」
私は意識して、語尾をやわらげて質問を重ねた。
詰問するつもりは毛頭ないけれど、少しもママを傷つけたくなかった。
「反対されたことは一度もないわ。要人さんには一番最初に報告したけれど、私のわがままを聞いて、可能な限りサポートしてくださったわ。……あしながおじさんみたいに。」
「さっちゃんが生まれたその日に株券と通帳を持って来たよ。毎年、けっこうな額の配当と非課税ぎりぎりの現金振込も続いてる。……たいしたもんだよ。」
パパは苦笑していた。



