するとリビングからは お母さんと龍騎の声がした。
私はその声を聞きそのまま手を洗って二階にある自分の部屋に行き朝、雪に話していた漫画の続きを読み始めた。
「やっぱ、この漫画 いいなぁー♪」と一人でつぶやいていると突然部屋のドアがコンコンとノックされた。
「美希ー、俺だけど、ちょっと入っていい?」
「いいよー。」
とドア越しに声をかけるとしばらくして部屋のドアが開き龍騎が入ってきた。
「どうしたの?龍騎」
「いや、今数学の宿題をやってるんだけどわからない所があるから教えてもらおうと思ってさ、」
「いいけど、珍しいね。龍騎が聞いてくるなんて」
「うん、どうしてもわかんない問題があって」
「そうなんだ。どの問題?」
と私は机に座り龍騎に聞いた。
すると、龍騎も近くにあった椅子を持ってきて腰掛けて来た。
「この問題なんだけど、、、」
「あー、これはここをこうしてこうすれば解けるよ!」
「あっ、なるほど!ありがと!美希!」
「そういえば、美希今まで何読んでたの?」
「えっ、あーこの漫画だよ!最近はまってるんだ。」
「へぇー、どんな話なの?」
そう言って龍騎はベットに置いてあった漫画を手に取った。
「姉と弟の禁断の恋の物語だよ♪絶対周りには認められない恋かも知れないけど、私もこの漫画読んでたらどんなに辛い境遇でもお互いに惹かれあって幸せならば、こういう恋をしたいって思うんだよね。」
というと、龍騎は漫画を持っていた手を止めた。
「龍騎?どうしたの?」
「いや、なんでもない。じゃあ部屋戻るな。勉強教えてくれてありがとな!」
そう言って龍騎は自分の部屋へ消えていった。
私はその背中を見ていつも疑問に思っていた事を思った。
何故か弟は中学に入ってから私の事を「おねちゃん」ではなく「美希」と呼ぶ様になった。その事がずっと気になっていたのだ。
「何故突然名前で呼び始めたんだろう?」
私はは一人部屋でつぶやいた。
私はその声を聞きそのまま手を洗って二階にある自分の部屋に行き朝、雪に話していた漫画の続きを読み始めた。
「やっぱ、この漫画 いいなぁー♪」と一人でつぶやいていると突然部屋のドアがコンコンとノックされた。
「美希ー、俺だけど、ちょっと入っていい?」
「いいよー。」
とドア越しに声をかけるとしばらくして部屋のドアが開き龍騎が入ってきた。
「どうしたの?龍騎」
「いや、今数学の宿題をやってるんだけどわからない所があるから教えてもらおうと思ってさ、」
「いいけど、珍しいね。龍騎が聞いてくるなんて」
「うん、どうしてもわかんない問題があって」
「そうなんだ。どの問題?」
と私は机に座り龍騎に聞いた。
すると、龍騎も近くにあった椅子を持ってきて腰掛けて来た。
「この問題なんだけど、、、」
「あー、これはここをこうしてこうすれば解けるよ!」
「あっ、なるほど!ありがと!美希!」
「そういえば、美希今まで何読んでたの?」
「えっ、あーこの漫画だよ!最近はまってるんだ。」
「へぇー、どんな話なの?」
そう言って龍騎はベットに置いてあった漫画を手に取った。
「姉と弟の禁断の恋の物語だよ♪絶対周りには認められない恋かも知れないけど、私もこの漫画読んでたらどんなに辛い境遇でもお互いに惹かれあって幸せならば、こういう恋をしたいって思うんだよね。」
というと、龍騎は漫画を持っていた手を止めた。
「龍騎?どうしたの?」
「いや、なんでもない。じゃあ部屋戻るな。勉強教えてくれてありがとな!」
そう言って龍騎は自分の部屋へ消えていった。
私はその背中を見ていつも疑問に思っていた事を思った。
何故か弟は中学に入ってから私の事を「おねちゃん」ではなく「美希」と呼ぶ様になった。その事がずっと気になっていたのだ。
「何故突然名前で呼び始めたんだろう?」
私はは一人部屋でつぶやいた。
