「これからお前を助けるのは俺だ。
約束する。

良い機会だし、
美波も思ってること言ってみ?」





私は少し迷ったけど、
言うなら今だと思い口を開いた。






「あのね、私ちょくちょく美香ちゃんと亮太が
2人でいるの見てて…。

デートの約束断ってきた時も一緒にいたよね?
ぶっちゃけ、私なんてどうでもいいんだって
思った。」



「あ、あれ見てたんだ。
あの日は本当に悪かった。
翔平のことで泣いてるって知ってて
放っておけなかったんだ。
美波なら説明すればわかってくれるって
思ってて…
でも、結局今日まであの日の話しなかったな。
ごめん

あれ?じゃあ美波は半年デート
ドタキャンしたから怒ってたんじゃなくて、
美香と2人でいたから…」






「そうだよ。
あのね、私亮太のこと大好きなんだよ!!
そりゃちょっとは残念だったけど…
ドタキャンくらいで怒ったりしないよ!!

ってか、半年デートって…気づいてたの?!」


「当たり前だろ?
それより大好きって…
そんな必死に言っても本当可愛いな」





「…?か、かわいいって?私が?」



「お前以外誰がいんだよ?
今だれもいないし…
可愛い美波独り占めしたい」




そう言って亮太のかっこいい顔が近づいてきた






…時間にするとほんの数秒だと思う




だけど、私には長く感じられた






思いが伝わるっていいなと思った。