カテキョ先輩との関係

何分か後、戻ってきた先輩はいきなりまた私の隣に座った。

「きらちゃん。真面目な話しね。

俺、きらちゃんが好き」

はあ?

「だから…」

「彼女たちとは別れた。電話で話つけた。

どっちにしろあいつらも俺のこと本気じゃなかったし」

てことは。

「きらちゃんが俺の本命。きらちゃん?俺の彼女になってください」

先輩が私の手を握って言う。

「…はい、って言っていいと思います?」

「え?」

「だって、先輩の彼女になったら幸せになれなさそう」

先輩は確かに軽いし。

「必ず大丈夫」

「なんで?」

「俺がきらちゃんを絶対幸せにするから」

先輩の唇が私のそれに触れる。

軽い唇だけのキス。

「絶対ね…先輩」

「もちろん」

ぎゅっと先輩を抱きしめる。

今日まではカテキョ先輩。明日からはカテキョ彼氏。

明日が楽しみだあ…