カテキョ先輩との関係

しばらく流れる沈黙。

「…好きなんです…先輩が…」

思わず口に出てしまった。もう止まらない。

「好きだから、そんなことされると無駄に期待して余計傷つきます…

先輩、彼女2人もいますよね。私なんか本命じゃないでしょっ。

本気じゃないのにずかずか近づかないでくださいっ。期待させないで下さいっっ!ううっ!」

いつのまにか嗚咽が漏れて、苦しくなってしゃがみこんだ。

「ほんと俺サイテーだ。ごめん、ちょっと待ってて」

そう言い残して先輩は部屋を出ていった。