ー恋ー



なのですか?




わっちの気持ちは
貴方様に見破られてしまったのですか?

貴方様はやさしいお声で・・・




「 わかっているよ。 」




と、頬が炎のように燃える
ような感覚がした。
こんなのは初めて・・・。


だ、駄目!
御客様なんだ、特別な気持ちを抱いては、


そんなことを思いつつ
もう、部屋に着いていた。




「 御客様、こちらでありんす。」

「 案内御苦労。」



ガラガラ・・・



妙に緊張する。

ど、どうしよう、戸惑いが・・・


「 どうかいたしたか?頬が紅いぞ。」

「 す、すいません!つい・・・。」

「 つい?」

「 いや!な、何でもありません。」

「 正直に仰ってもらいたい。」

こ、この人はまさか・・・。

「 わっちは、貴方様に恋をしまったであり んす。」