ガラガラ…

この部屋はお金を高めに出した人が
使える特別な部屋、
ほかの部屋に比べたら良い感じで立派な
部屋だと思っている。

あぁ、月が綺麗。
早くこの檻から抜け出したい。
そんなことをいつもいつも思い、
月に願うのがわっちの日課なのだ。
まぁ、叶うことはないと思ってるけどね…


そんなことを心の隅に思いながら
笑顔で御客様にわっちは、

「御客様、
前度に引き続き…やりますか?」

「 勿論。
私はそれを目当てとして来ておる 」

御客様は、はじめる準備をし始め、
わっちも、

帯から…

着物を…


少し寒いけど、それも我慢…。
始めよう、





「 御客様始めましょう。 」





わっちは今宵も快楽に堕ちてしまった。