冬の空が涙で見えないかった。


ちょっとしては落ち着き…
またパニックなって泣き崩れ
私は睡眠を取らず何度も抱きしめた。

そしてついには裸足で
部屋を飛び出そうとする彼女。

マンションの4階に住んでいて、
そこから飛び降りるのでは…
階段を降りて道路に
いきなり出るのではないのかなと
私と彼は必死で止めた。

私「だめ!行っちゃダメ!」

私は強く強く彼女を抱きしめた。

けど、彼女は小さい身体なのに
すごい力で私を押し退けようとする。

彼「ごめん、○○(私)。
俺、この子のことほっとけない。」

そう言って、
彼は彼女を抱き締めた。

私「………えっ」

私の目が凍り付く。

彼は顔を埋めるように抱き締めていた。
愛しそうに愛しそうに……私なんかよりずっと。

彼女もとても辛いのに、
わかっていたけれど……
私の心は粉々に行くのがわかった。

私は黙ったまま……2人を見つめていた。