あたしは依智佳を上から下まで舐めまわすように見つめ、長い長いため息を零した。




そこら辺のモデル顔負けのスラッとした体系。


それとベストマッチの、みんなが羨むその美貌。


肌なんてツルツルのスベッスベ。



ぷっくりとした唇の奥からは、笑ったときに白い歯がキラリと光る。





……そんな依智佳が、あたしにとってどれだけ羨ましいか。


ちょっとでいいからその身長をわけてほしい。



170もあれば十分でしょうよっ。



依智佳をキッと睨みながらあたしは思う。