「……そんなに食べて、なーんでこんなに小さいのかなぁ……」



依智佳はジロッ―――っとあたしに視線を向け、口元に人差し指を当てながらまたまた失礼な発言をする。



ピクリと動くあたしの眉。


“小さい”とか身長に関することは、あたしにとっては禁句!!





「小さい言うなっ‼」


「いったあ‼
いいじゃん!可愛いじゃん!あたしから言えば小さいほうが羨ましいんだよ!?」




叩かれた頭をさすりながら、涙目で言う依智佳。


あたしはその顔を睨みつけた。



なぁにが“羨ましい”だっ‼