宣言通り、前回より確実に息が苦しい。


空気が全く入ってこない。




変わりに分け入ってくるのは、口内を無茶苦茶に動き回る舌。


二人分の唾液を絡め取って放さない。




無性に恥ずかしい感覚と怒りに震えながら、あたしの意識は遠ざかっていった。










なんで好きでもないのにこんなことできるの?


なんで二度もされなきゃいけないの?



酷すぎるよ。




慣れてないからって笑って。


馬鹿にして。




されるがままにされる自分も


こんなことを平気でする男の神経も





なにもかもが、嫌だった。