キス魔なヤンキーくんの甘い罠

「……痛いんだけど」


「……はい?」



しばらく沈黙が続いた後、それを破ったのは男のほうだった。


足首のあたりを指差しながらそんなことを言っている。



そしてまたとんでもないことを言い出した。




「挫いたっつってんの。どう責任取ってくれるわけ?」


「……責任!?」




責任って何!?


そりゃぁあたしも悪かったけど……。



けどね?

あたしだけじゃないでしょ!?



そっちも悪いもん‼







……なぁんて、こんなヤンキーみたいな人に言えるはずもなく……。



代わりに「……責任って何をすれば?」と聞き返した。