キス魔なヤンキーくんの甘い罠

そう言った後「やっと言えた」と、帝翔くんは笑った。



その笑顔に、あたしの心臓はゆるやかに波打つ。









……わかんないなんて嘘だったんだ。



自分の気持ちなのに、自分で蓋をしていた。






答えなんて……とっくの昔に決まってたんだ。






「あたしも……






帝翔くんが好きだよ」









ーーチュッ




「ん……」




その瞬間、優しく触れた唇。


あたしはゆっくりと瞼を閉じた。

















「4回目……?」


「いや、5回目」



「……え?」


「いや、何でもない」




唇が離れた直後、そんな会話をあたし達は交わした。