「たーくま!」



ピョコンっと顔出してオレの事を呼ぶ。



オレの幼馴染の璃奈。
ううん、オレの好きな子。



「ん?どうかした?」



いつも以上にぴょんぴょん跳ねながら
こっちにくる。



なんか、いいコトでもあったかのように。



「あのね!先輩と付き合う事になったの〜♡」



先輩というのは多分アイツ。
片桐って奴。俺はあまり好きじゃない!



そんな璃奈は、アイツのことずっと
憧れてて。オレはいつも相談に乗ってあげてて