「だから、里菜ちゃんが彼に振られてた とき少しチャンスって思っちゃった。 ごめんね?」 私は必死に首を横にふる。 「ありがとう。それと、 『私のこと忘れないで』って…。 俺の大好きな里菜ちゃんなんだから、 自信もって。」 『俺の大好きな里菜ちゃん』 あの日からずっと言われたかった言葉。 嬉しいっ 「あぁっ、泣かないで里菜ちゃん。 もうすぐ本番だよ?」 「うんっ」