先輩とチョコレートな恋。

「ん、良かった。
 やっと泣き止んだ。」

その声と同時に 
私の視界に入ってきたのは、

「小林先輩……。」


「ごめん。
 のぞいたわけじゃないんだけど、
 聞こえちゃって。
 泣きはじめちゃったから心配で…。」

見られてたんだ。恥ずかしい…。

「大丈夫。誰にも言わないよ。」

小林先輩が優しい人でよかった。

噂好きの女子だったら…
そう、思うとゾッとした。