僕には誰にも言えない秘密があった。
人には見えないものが見える
それが僕のコンプレクスでもあったあの幽霊に会うまでは。その幽霊との出会いは、僕がいつものように喧嘩をして帰ってきた時だった。
10年前
「お前なよく、喧嘩するよな。」という声が上からした。
「ほっといてよな。」と僕は言うと家の中に入った。
「なぁ。ちょっと待てよ。」とまた声がした。
「だから何回言えばいいのお前には関係ないて。」と僕は言うと部屋に入った
幽霊は僕の部屋には入ってこれない。亡くなったおばちゃんが守ってくれてるから。
「また覆われてるのかね。」と言ったのはおばあちゃんだ。
「ああ、幽霊とヤンキーにな。」と僕は言うと仏壇にお供えものを置いた。
「あ、そのおやつ大好き。」と言ったのは妹の瑠璃香。瑠璃香はおばあちゃんといった温泉旅行で亡くなった。その時から僕のコンプレクスが始まった。
「知ってる。サワーグミだろ。たくどうしてあそこには、西町のヤンキーが多いんだ。」とイライラしながら言った。
「普通は、手出してこないのでもお兄ちゃんが南不良学園のトップだから、私だって、色々と噂は聞いてるよ。」と妹言った。
「そうですよ。」とおばちゃんも言った
おばちゃんは、高校教師だった。南不良学園の三年生の先生。僕はいつものように手を上に降った。その瞬間二人とも消えた。あ、成仏じゃなくてただ一時的に消えただけ。僕はベッドに寝込むといつの間にか寝ていた。