日が暮れていく。
あっという間に。
金色に輝いていた銀杏たちは、
沈うつに輝きをなくし、力尽きたように舞い落ちていく。
去年。
たった一年前。
ここは。
君がいなくなった時間。
君をなくした場所。
そこで、君の名を叫び続けて。
絶望に満たされて、
彼女と同じ場所から消えてなくなってしまおうと思って来たのに。
見あげる木の向こう。
こぼれそうな、満天の星空。
聞こえた気がした彼女の歌声。
流れる星は涙のようで。
彼女が泣いているようで。
涸れた声でもなお、呼び続けた名前。
かえってくるはずはないけど。
せめて、寂しくないように。
何よりもっと、彼女の歌を、ききたかったから。
響いてくる、君の声。
あふれるあたたかいものは、きらきらと世界をぼかして。
もう、はっきりとわかるのは、幻の音だけで。
二度と会えないはずの、君を見た気がして。
でも、きっともう、
最後、で。
なんて冷たい…そして、このうえもなく、優しくて。
何よりも、
…綺麗な夜。
