「あっうん…保健室で
しばらく休んだし…」
「体なんともないから、平気だ」

「そっか…じゃあ…
話を聞かせてほしいな…
心配なのは、あの怪談のことと
関係あったから?…」

「へ!…怪談て…まさかぁ!
違うよねっ」

顔を見たら2人して真面目な顔で

「あぁ…信じられないかもだけど
…俺達……」
やっぱり心配なのか
黙り込んでしまった。

「ま、まじ?…」

「……私は、俊くんとし-ちゃん
だけが危ない目にあうとしたら
それは嫌。
私達…友達でしょ?
共有…しようよ」

「江莉…」

「…こ怖いなぁ!だけどさ〜
冗談じゃないんだもんねぇ。
江莉がその気なら…
あたしも…同感だよっ」