この時の俊也の顔は
今まで見たことのない表情だった
…恐怖に満ちた、そんな顔。

そして
真後ろから聞こえた声に思った…

(あぁ…
死んでしまうのかな…せめて…)


『僕の姿を見てしまったね゙?
…僕達は
出会ってしまったんだよ゙――』

人間の声とは思えない
低い低い唸るような声だった

それから
視界は真っ暗になった
―――――
――――
――…