「ただいま!小佐渡!」

小佐渡竜也(コサト リュウヤ)は、私のお父様が一番信頼している執事なの!

優しい性格で、誰に対しても対等な立場で接する…って、私の友達みたいな存在、メイドのめぐりん(めぐ)が言ってたんだ!

めぐりんも、小佐渡を尊敬しているんだって!

「お帰りなさいませ。美海様。」

「もー、そんなに堅苦しくなくていいよー!」

フレンドリーに返事をすると、小佐渡はニコッと笑った。

笑った顔は、誠に似ていて…私は何故か、ドキッとしちゃったんだ。