学校への登校時、私は仲良く話す二人を後ろをから見ていてあることを思っていた。


...いくら幼馴染みだからって二人の間に私って、邪魔じゃないのかな...?


いつも思ってたけど、私は別に行った方がいいんじゃ...?


そんな二人の背中には、見ていてもわかるくらい幼馴染み以上の関係を感じる。


「祈梨、横来てよ!なんて後ろいるの?」


そんなことを考えていると、前にいた朱音ちゃんに不意に話しかけられる。


「え?なんでって...」


「祈梨、また僕たちに気をつかってたんだろ、そういうのは要らない」


見事にしゅんちゃんにはバレバレで、図星だった私は何も言えなかった。