「もー、祈梨!!やっと来た!!早く行きなさい!」


玄関に行くと、お母さんがおり怒られる。


「だって...」


私が言い訳をしようとすると、お母さんはそれを遮り弁当を渡す。


「準備は前の日にしておきなさい!はい弁当ね、行ってらっしゃい」


「ありがとう、行ってきます!!」


ドアを開け、柵の向こう側にいた二人に向かって話しかける。


「ご、ごめんね!二人共、待った?」